「VRの現状とコンテンツの作り方シリーズ」
前回は制作サイドから見たVRゴーグル比較について書きましたが、二回目は360度動画の現状について書きます。

360度動画って?

見ていただいたほうが早そうですのでひとまずこちらを。

スマホの方はYoutubeアプリ等で見ていただくのが良いです。
特徴としては下記のような感じになりますね。

  • PCブラウザとかだとマウスでグリグリ動かして360度見ることができます
  • スマホだとスマホ自体の向きと同期して360度見ることができます
  • スマホでVRゴーグルボタンを押すとVRモードになるので、ハコスコとかで見ることができます

youtubeはライブストリーミングや3Dサウンドにも対応しているようですね。
3DサウンドはAndroidでヘッドフォンを着ける必要があるようです。

最近だとFacebookも360度動画投稿・閲覧ができたりしますね。
こんな感じのようです。

※ただしFacebookはVRモードは無い模様。
https://www.facebook.com/DeadpoolMovie/videos/970386073055399/
(スマホのブラウザでは閲覧できません

360度動画の事例

実際に360度動画が使われたPVやプロモーション事例はどのようなものがあるのでしょうか。

音楽PV

(コンテンツを貼ると重いので閲覧はリンク先で)

Dancing Dolls 『ミチノセカイヘ』
Dancing Dolls 『ミチノセカイヘ』

カメラワークは若干うごきがある程度でシンプルなもの

björk: stonemilker (360 degree virtual reality)
björk: stonemilker (360 degree virtual reality)

こちらは基本定点

Avicii – Waiting For Love (Jump VR Video)
Avicii - Waiting For Love (Jump VR Video)

こちらも同じく

全体的にまだシンプルな作りのものが多いです

映画

予告犯
予告犯

街なかを歩きなら、映画のシンブンシを探すというゲーム体験的なプロモーションで
振り返って見ると違うものが見えたり、360度であることを上手く使っています。
※特設サイトがあったようですがもう無くなっているようです。

攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver
攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver

CG360度動画で世界観的にVRとの相性は良さそうです。

その他

Nike Hypervenom II(Yuoutube)
Nike Hypervenom II(Yuoutube)

ネイマール視点での、360度映像になっていて、
トッププロの一人称視点を体験できます。

横浜DeNAベイスターズ(Facebook)
横浜DeNAベイスターズ(Facebook)

リリーフカーに乗車した選手視点での映像です。

公式サイトはこちらで、バッティング観戦の体験等いくつか映像が公開されているようです。
ベイスターズモデルのGearVRもある模様。
https://www.baystars.co.jp/360/

Coca-Cola(Yuoutube)
Coca-Cola(Yuoutube)

コカ・コーラを配達したところからの映像展開。

などなど…

ほかにも少し検索するだけで多くのコンテンツがヒットします。
通常の動画や静止画では、表現できない面白い見せ方が出来ますね。

まとめ

現状はまだ、コンテンツや使い方も成熟している状況ではないので、大手企業や新しいもの好きな代理店などがインパクト重視で360度動画を利用しているものが多く、プロモーション的な扱いとしては、ちょっとした体験をよりリアルに感じてもらうという手のものが多いようですね。

純粋に映像としては、表現や、コンテンツの制作手法などもまだまだ発展の余地がありそうです。

今後としては、実用範囲での自身の視点で体験できるものが重要な分野で応用されそうですね。

今回はこのへんで。
次回は実際に360度動画を制作する方法をご紹介します。

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