PHP Matsuri 2012レポート
はじめまして、ソーシャルアプリ事業部エンジニアのむっくです。
宜しくお願い致します。
もともとは業務系のシステム開発やサーバ運用を行ってきた自分ですが、生活を豊かにするWebサービスが大好きでそんなシステムに携わり続けたいという思いからsonicmoovでお仕事させてさせてもらってます。
そんな弊社サービスのバックエンドを支えるシステムは主にPHPで開発を行っています。 そして、PHPの推進に貢献出来たらということでPHP開発者の祭典「PHP Matsuri2012」の公式スポンサーになりました。
そこで、先日行われた「PHP Matsuri2012」の簡単なレポートを書きたいと思います。
タイムテーブル
当日のタイムテーブルから抜粋して紹介したいと思います。
前半セッション1
「PHP: Dis Is It (2012)」 語り手:PHPの最新フレームワークBear.sunday開発者の郡山昭仁さん。
セッション一発目でこのタイトル。
ディスられがちなPHPですが、そのディス内容を見てみると好みの話しが多く、言語としての欠陥ではないというようなことを話されていました。
- 十分に機能するか
- レイヤ可能か
- 漸進的な発展があるか
上記のことが言語では重要で、PHPにはそれを持ち合わせているということを話されていました。
質問では、phpバージョン5.4の感想を話してくださいました。※Bear.Sundayの動作環境はphp5.4
トレイトは一見使いやすそうで派手な機能ではあるけど、使いどころがむずかしくナイフのような機能。
Webサーバ機能はじわりじわり便利になってきたと語っていました。
前半セッション2
「Silex: From micro to full stack」
語り手:PHPフレームsymfonyの開発元Sensio Labsとも関係の深いDustin Whittleさん。
マイクロフレームワークSilex(サイレックス)の導入から使い方、どういったシステムに向いているかなどボリューム感のある内容でした。
- composerによる簡単なインストール
- ServiceProvidersの利用
- symfony vs Silex
Silex、symfony2はどちらもDI(Dependency Injection)を意識して設計されています。
軽量なSilexはサービスプロバイダーを必要に応じて詰め込んでいき、重量なsymfony2ではバンドルを必要に応じて削除していくような使い方が出来ます。
と、ここまでセッションを聞いたところで自分はハッカースペースで自前のVPSへSilexの導入作業を始めてしまいました。
夕食
開発しに来たといえど、ここは博多!旅行気分を味わえるなんとも豪華なお弁当でした。
後半セッション
「CakePHP+Jenkinsによるアジャイルな開発」
語り手:アジャイルコーチをしている吉羽龍太郎さん。
140枚にもおよぶスライドには圧巻。内容も目からウロコな内容でした。
説明不要でスライド必読です。
ゴールドスポンサからのセッション1
「PHPでもできるデプロイ自動化、ロリポップ・ムームードメインの裏側」
語り手:立石 賢吾さん、久壽 俊明さん
(株式会社paperboy&co) Webistrano、gitの導入でのお話し。
デザイナーさんもgitコマンドを叩いているようで
社内でのITリテラシーの高さに驚きました。
ゴールドスポンサからのセッション2
「最先端Web開発 福岡編」
語り手:黒井春人さん
「当社のAWSの取り組み」
語り手:佐々木健一さん
(KLab株式会社) 以前起こったトラブルから開発体制、スタイルが変わっていったことを 話されていました。
- ペアプロならぬGroupProgramming
- PullRequest方式
- お菓子駆動開発
GroupProgrammingは、ペアプロが1対1に対して1対多。
つまり、コーディング1人、多人数でドライバーを行うということ。
こうすることによって、より属人性をなくし、情報の共有が行えるとのことでした。
PullRequest方式は、GithubでのPullRequest。
効果は上と同様。 最後のお菓子駆動開発、 疲れて来たらお菓子、お願いするときもお菓子、開発が楽しくなる! ここらへんは、弊社も似たようなことがあるかも。。。と思ったり。 ちなみに弊社では、オフィスグリコのアイスが主に利用されています。
闇イベント
タイムテーブル23:00に表示された”闇??”
今年の闇イベントは、”アン・リーダブルコード”
多くは語りませんが、PHPMatsuri通して一番参加者と一体になれた、、、気がしました。
そんなこんなで、時計を見ると1時過ぎ、とっくに終電は終わっていました。
←遠いですが、闇の方々
二日目はコンテストの発表、結果発表であっという間の30時間でした。
イベントに参加し周りのエンジニアと交流することにより自分(会社)の位置を再確認でき良い刺激になりました。
バックエンドエンジニア全員連れて行きたかったくらい素晴らしいイベントでした。
スタッフ、関係者の方々、参加された方々、お疲れ様でした!
一年後、PHPMatsuri2013でお会いしましょう!!