クリスマスも近いということで、「手作りクリスマスカードに使えるかも?」なPhotoshopの小技を何回かにかけてご紹介したいと思います。

夜景の写真やイルミネーションをより綺麗に!

今回は夜景の写真の「光」をより綺麗に見せる簡単な小技を5つ紹介。
自分で撮った夜景やイルミネーションの写真をより綺麗に見せたいときに!

 

【1】光をぼんやりさせる

Photoshopで光をぼんやりさせる
最も基本的で簡単なグロー効果のつけ方です。

▼手順
1.元の写真のレイヤーを複製

2.複製したレイヤーを[フィルター]⇒[ぼかし]⇒[ぼかし(ガウス)]で軽めにぼかす
[ぼかし(ガウス)]で軽めにぼかす

3.レイヤーモードを[比較(明)]に設定
レイヤーモードを[比較(明)]に設定

以上で完了です。

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【2】ハイライトを入れる

ハイライトを入れる
こちらも基本的な手法。光を強調してメリハリをつけます。

▼手順
1.元の写真のレイヤーを複製

2.[イメージ]⇒[色調補正]⇒[2階調化]で、ハイライトを入れたい部分が白く残るよう抽出
ハイライトを入れたい部分を抽出

3.[自動選択ツール]で黒色の部分を選択し削除 ※アンチエイリアス、隣接のチェックは外す
[自動選択ツール]の利用

4.細かくハイライトを入れたい箇所、入れたくない箇所があればブラシや消しゴムで微調整

5.[フィルター]⇒[ぼかし]⇒[ぼかし(ガウス)]で好みの光り具合にぼかす

6.レイヤーモードを[オーバーレイ]にし、自然になるよう透明度など調整
レイヤーモードを[オーバーレイ]に

以上で完了です。

【3】クロスを入れる

Photoshopでクロスを入れる
シェイプやブラシを使わず、光をクロス型にキラキラさせます。

▼手順
1.ハイライトの 1~4 と同じ手順で、キラキラさせたい箇所を白色で抽出
※白い点ひとつひとつが細かいほうがクロスがより綺麗に出ます
キラキラさせたい箇所を白色で抽出

2.抽出したレイヤーを複製

3.片方のレイヤーに角度を45度に設定した[フィルター]⇒[ぼかし]⇒[ぼかし(移動)]を適用
45度で[ぼかし(移動)]を適用

[ぼかし(移動)]を適用

4.もう片方には角度を-45度に設定した[フィルター]⇒[ぼかし]⇒[ぼかし(移動)]を適用
-45度で[ぼかし(移動)]を適用

5.両レイヤーを結合
※明るさが足りない場合は[レイヤースタイル]の[光彩]、明るすぎる場合は透明度などで調整

以上で完了です。

【4】カラフルににじんだ光をつける

カラフルににじんだ光をつける
カラフルな光を付け足し、幻想的な雰囲気を出します。

▼手順
1.ハイライトの 1~5 と同じ手順で、色をつけたい範囲を抽出&ぼかす

2.[イメージ]⇒[色調補正]⇒[色相・彩度]で着色(サンプルは黄色にしています)
[色相・彩度]で着色

3.ぼかし15pxに設定した[なげなわツール]でランダムに何ヵ所かを選択
[なげなわツール]で選択

4.[イメージ]⇒[色調補正]⇒[色相・彩度]で色を自由に調整
[色相・彩度]で色を自由に調整

5.好みの色になるまで3~4の作業を繰り返す
好みの色になるまで作業を繰り返す

6.レイヤーモードを[ハードライト]に設定 ※色が強すぎる場合は透明度で調節
レイヤーモードを[ハードライト]に設定

以上で完了です。

【5】輪郭線を光らせる

輪郭線を光らせる
輪郭線がはっきりして全体が明るくなります。
ものによっては写真っぽさが薄れて絵のような雰囲気になります。

▼手順
1.元の写真のレイヤーを複製

2.[イメージ]⇒[色調補正]⇒[彩度を下げる]で画像をモノクロに
[彩度を下げる]で画像をモノクロに

3.[フィルター]⇒[表現手法]⇒[輪郭抽出]で輪郭線を抽出
※抽出後にゴミが気になる場合は、[明るさ・コントラスト]や白いブラシで潰して調整
[輪郭抽出]で輪郭線を抽出

4.抽出した輪郭レイヤーを[Ctrl+a]で全選択し、[Ctrl+c]でコピー

5.Shift+F5で塗りつぶす(色は何でもok)
塗りつぶす

6.クイックマスクモードをONにし、[Ctrl+v]でペースト
クイックマスクモードをONに

7.クイックマスクモードを解除し、選択されている部分を[Delete]で削除
クイックマスクモードを解除

8.線の色や明るさをおこのみで調整(サンプルは赤紫にしています)
線の色や明るさを調整

9.レイヤーモードを[スクリーン]または[比較(明)]に設定
レイヤーモードを設定

以上で完了です。

手順4~7の線画抽出はよく使うので、「線画は手描きで着色はデジタル」という人はアクションに登録しておくと便利!

【おまけ】雪を簡単に描く

クリスマスっぽく、手軽に雪を描く方法です。

▼手順
1.ポチポチっと白い点を描いて[ぼかし(ガウス)]でぼかす

以上です。距離感を出すためにレイヤーを使い分け、遠くの雪は小さく&ぼかしは弱く、手前の雪は大きく&ぼかしも強くするとそれなりに見えます。
風が吹いているのを表現する場合は[ぼかし(移動)]でまちまちに角度をつけます。

Photoshopの小技「夜景の写真やイルミネーションをより綺麗に!」編は以上です。
Photoshopを普段ほとんど使わない私のように「光を綺麗に描けない! 風景を描くのが苦手!」という人でも、元となる写真があれば簡単に幻想的に光るイラスト(風の画像)が作れてしまうかも?
Photoshopで雪を簡単に描く

他にも、フリーで配布されている雪やキラキラなどのPhotoshop用素材もたくさんありますので、気に入ったものを自身で探して組み合わせてみてください!

 

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