【海外展開参考資料】台湾アプリ市場に関するまとめ
こんにちわ。ディレクターのねこです。ネイティブアプリのディレクターをやってます。
今回は急成長している台湾市場をまとめてみました。
台湾市場のまとめ
台湾について
台湾の人口:約2340万人
インターネット普及率:80%※2013年(日本83%※2013年)
スマートフォン利用率:65%※2014年(日本49.5%※2012年)
台湾のインターネット普及率は194カ国中28位!ちなみに日本は16位です!スマートフォン利用率もかなり高いですね。国民の半分以上が利用してるって…今後も成長し続けていくことを考えるとビジネスチャンスの匂いが漂ってます!
SNS利用率(2012年)
■台湾の利用率
facebook:64.56%
LINE:60%
■日本の利用率
facebook:39.9%
LINE:47.6%
日本と比較すると…とにかく利用率が高いです!そしてシェア文化もお盛んとの事♪なのでFacebook広告は台湾プロモーションではマストになっており日本よりも格安で獲得できるらしいです。まぁ人口の半分以上がFacebookを使ってる訳だから、プロモ戦略からは外せませんね!
検索エンジン市場シェア
■台湾の利用率
Yahoo!:65%
Google:34%
検索ワードランキング(Googleトレンド)
1 .facebook
2 .yahoo
3 .google
4 .fb
5 .youtube
6 .遊戲(ゲーム)
7 .翻譯(翻訳)
8 .餐廳(レストラン)
9 .奇摩(tw.Yahoo)
10.line
第1位がFacebook!第4位もたぶんFacebook!
Facebookは生活の一部になってるんでしょうね。人によるかもしれないのですが、家族間のコミュニケーションでも利用される方も多くいらっしゃるようです。ねこの感覚では親とFacebookは…やや障壁高い感じです…そもそも国民のネットリテラシーが高いのかもしれません。
第6位の遊戲(ゲーム)も気になる所ですね。tw.yahooで遊戲を検索してみると…台湾の大手ゲームプラットフォームのG妹遊戯や遊戯天堂がヒットしました。
目次
iOS,Android利用率
Android:75%
iPhone:18%
iPad:7%
その他アジア圏の国別シェア率は以下のようになってます。
他の国と同様にAndroidシェアが高いですが、HTC等の台湾メーカーがある事もシェア率の裏付けになっているのではないかと思います。
携帯電話ブランドシェアとAndroidデバイスTOP10
■携帯電話ブランドシェア
SamSung:24.2%
HTC:22.1%
Apple:17.3%
Sony:14.4%
■AndroidデバイスTOP10
1 .Samsung Note2(5.5インチ)
2 .Samsung Note3(5.7インチ)
3 .Samsung S3(4.8インチ)
4 .HTC One M7(4.8インチ)
5 .HTC butterfly(5.0インチ)
6 .Sony Xperia Z1(5.0インチ)
7 .Samsung S2(4.3インチ)
8 .Samsung S4(5.0インチ)
9 .Asus Zenfone 5(5.0インチ)
10.Samsung Note(5.3インチ)
人気デバイスの傾向としては大画面デバイスが好まれているようです。
Google Play トップ10か国
2014年収益ランキング5位!これはすごいですね!
その他の5位圏内の国の人口比をみるとかなり収益性が高いことが予想されます。ただし一般的には収益は日本の30%~40%と言われているらしいです。
■その他の5位圏内の国の人口
アメリカ:約3.189億
日本:約1.273億
韓国:約5022万
ドイツ:約8062万
Google Play 15年2月の動向~台湾トップセールス~
う~ん、台湾でもLINE系のサービスは大人気ですね!さすが利用率60%!
LINEサービスが上位に入ってきてますね。特に人気があるタイトルは以下になります。
たしかに2月初旬は台北101駅構内の壁に、LINEレンジャーの壁面広告がたくさん出ており、交通広告(バス広告)等もありました。
まとめ
・インターネット普及率は80%と高い
・スマートフォン普及率が65%と日本を上回っている
・SNS(facebook,LINE)の利用率も60%超えと高い
・OSはAndroidが75%と高く、端末では大画面が好まれる
・Google Play国別収益ランキングはTOP5に位置付けている
数値を並べてみましたが、SNS利用率はかなり高いですね。今後展開を狙っている方はプロモ方法など要チェックだと思います。
アプリ課金が日本の30%~40%程度だと考えるとあまり大きな投資をしづらいこともあるかと思います。
このあたりは台湾パブリッシャーと協力することでリスクヘッジするのも良いのではないでしょうか。
余談ですが、とある台湾パブリッシャーの方とミーティングをしましたが、パブリッシャー目線ではRPGでアプリ内課金が強いゲームを好まれるそうで、カジュアルは積極的ではない印象でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ではまた。
参考元
Vpon Japan 株式会社
App Annie
東アジアのスマホゲーム市場規模は9,168億円(前年比2倍)、2014年に1兆円突破。CyberZ、日本・中国・韓国・台湾・香港の国別動向・市場規模予測を発表
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