こんにちは!新卒見習いディレクターのmurakamiです。夏ですね!

今回は、研修にてデザイナーさんに教わった「ちょっといい感じのバナー構成案の作り方」をご紹介します。よくある構成案を、パワーポイントの基礎的な機能だけでちょっといい感じにしてみましょう!初めてで作り方がわからないというあなたも、いつもの構成案からランクアップさせたいというあなたも、ぜひ参考にしてみてください!

目次

  1. よくあるバナー構成案
  2. 重要度で文字の大きさを変更
  3. イメージに沿った書体に変更
  4. イメージに沿った色を配置
  5. 微調整をする

1.よくあるバナー構成案

バナー構成

よくある構成案ですね。必要な情報を詰め込むと、必然的にこのような形になると思います。

商品画像は中央に見出しは大きく目立つように・他と差別化するために縦書きに、二番目に重要な情報はフキダシの中に、詳細情報は下の方に配置しています。最低限の情報は伝わるので、このままでも大丈夫です。

今回はこれを少しの手間でちょっといい感じにしてみます♪

2.重要度で文字の大きさを変更

重要度で文字の大きさを変更

構成案は、デザイナーさんに伝わるように作ることが大切です。まず、フキダシが必須かどうか考えたところ、「なんとなく」でつけていたので外しました。これで、デザイナーさんが「なんとなくのフキダシ」か「必須のフキダシ」か推理しなくて済みますね。

そして、大事な情報は大きく、そうでない情報は思い切って小さくしました。これによって、デザイナーさんが情報の優先度を考えるという作業を省くことができます。「強調してほしい文字が違う・・・」という修正もなくなりますね。

3.イメージに沿った書体に変更

書体の変更

次に、書体を変更してみました。選び方の基準は「アンチエイジング=大人=明朝体」というように、イメージから導き出します。これだけでぐっと雰囲気が掴める構成案になったと思います。

どのような印象を受けるデザインにしたいのかを言葉にできること(ポップ・さわやか・ゴージャスなど)、そしてそれに合ったトンマナの例を出せることは、企画をよりよくできるディレクターになるために重要なスキルです。

4.イメージに沿った色を配置

消したフキダシや下部の付加情報の部分を四角で囲い、目指す雰囲気に合うような色をつけてみました。「アンチエイジング=大人」というイメージがさらに伝わり、かなり見栄えが良くなりました。(これが10代向け、20代向けの美容液だった場合はまた違った色合いになると思います。)

センスがないから不安という方は、必須のイメージカラーを入れてみる、などでもOKです。この作業をすることによって、配色について意識するようになり、街で目にする様々なデザインの見方も変わるはずです。

5.微調整をする

最後に、見づらい文字の色を変えたりフチをつけたりして完成です。フチや影、光彩などの飾りは、パワーポイントでも「書式」タブより簡単に追加することができます。

文字サイズ・書体・色等をポチポチと変更するだけではじめの構成案と比べて「ちょっといい感じ」になったと思います。言い換えるなら「意図が伝わりやすい構成案」でしょうか。デザインはデザイナーさんの仕事なので、ディレクターがこだわりすぎる必要はありません。ただ、これくらいのものをさっと渡すことができるようになれば、意図を細かく説明する必要がなくなったり、認識ズレで修正をすることが少なくなったり、デザイナーさんのクリエイティビティ、より良い物を作りたいという欲求を刺激することができたりするのではないでしょうか!

「意図を構成にちょっとしたデザイン(配置、書体、色など)として落とし込む」という部分が理解できれば、操作はとても簡単なものです。ぜひ上記を参考に、デザイナーさんに喜ばれる構成案作りを目指してみてください!

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