【脱初心者】ロゴの作り方・デザイン制作時に意識したい3つのポイント
こんにちは!文字が大好きなアリイエです。
今回は『ロゴの作り方・考え方』について簡単にまとめていきたいと思います。
ロゴの作り方は人それぞれですが、大きく分けて3つのポイントをご紹介いたします。
ロゴデザインするなら、色も抑えておきたいところです。こちらもチェックしてみてください。
【Webデザイン入門 1】初心者は抑えておきたい色の基本
目次
目次
ポイント1) いろいろな文字の形を知る
文字をアレンジする前に、まずは文字が持つ『表情』を把握しておきたいと思います。
1. 先進感
ゴシックや明朝に平体や斜体をかけたフォント定規とコンパスで描いたような幾何学的な書体など。
2. 高級感
明朝、細めのゴシック体、スクリプト書体など。
※個人利用可
3. かわいい
丸ゴシック、手がき風の書体。
※個人利用可
4. 堅実さ
太目のゴシック、太目の明朝などでシンプルに表現
Helvetica
5. エレガント
細めの明朝、明朝とゴシックが混ざった書体、スクリプト書体など。
※個人利用のみ可
6. ナチュラル
手書きの文字。
※個人利用、商用利用可
7. 現代的
オリジナルの書体、個性的な文字をベースに作るなど。
ポイント2) 質の高いロゴを見る
先人の作ったよいものを沢山みることは、とても大切なことだと思います。
私がロゴを作る上で参考にしているサイトを紹介いたします。
一覧でさっとみれるので大変重宝しています。
logolounge
海外のサイトですが、その年のトレンド記事が掲載されてたりします。
behance
一風変わったフォントがダウンロードできます。
こういったサイトからふんわりとイメージを膨らませてデザインの幅を広げたりしています。
ポイント3) コンセプトをしっかりと考える。そして、遊ぶ
企業、商品、イベントなどの特徴や理念をしっかりと把握し、見ている人にその意図を伝えることがロゴを作る上で一番重要なことだと思います。
シンプルにみせるのか、ちょっとしたユーモアを盛り込むのか、アレンジは人それぞれ。コンセプトをしっかりと把握したら、次は文字をアレンジして色々遊んでみましょう!
(アレンジ方法と併せて、個人的に素敵だなと思ったロゴデザインをご紹介いたします。)
1. 文字をカットする
● 東京女子収集『工場の娘』
中野で開催されたお芝居のロゴです。
ストーリーは、暗くて寒い街の工場で働く娘が、常夏のアバンチュールにあこがれて旅に出る、といったお話のようです。
文字のつながりをカットしたことにより抜け感がでて、女性らしいやわらかな印象を与えています。
また、先端のふくらみが、どことなく恋へのあこがれと期待で胸がふくらんでいるかのようにも見えてきます。女性らしいかわいいロゴですね。
2. 文字をつなぐ
● 復興デザインマルシェ2014
東北地方と茨城のものづくりを紹介するイベントのロゴです。
人と人とがつながるデザインのマルシェ(市場)をコンセプトに作られたようです。
ところどころにある半円や文字のカーブが、そこはかとなく笑顔にも見えてきます。
とてもほっこりとした爽やかで元気のでるロゴだと思いました。
3. シンボルを入れる
● Veggyの家『バトンクーポン』
札幌市にある『Veggyの家』というお店のお祭りのロゴです。
『Veggyの家』から『リトルベジィ』というお店へハシゴしよう!といったもののようです。
実際に、このイラストと同じバトンもつくられたようです。
なかなか手の込んだ、楽しいイベントですね!お店の人のユーモアが伝わってきます。
4. オリジナルの文字を使う
● めんたいぴりり
テレビ西日本で放送されたテレビドラマのタイトルロゴです。
ストーリーは、辛子明太子を日本で初めて製造・販売し福岡県を代表する食産品に育て上げた『ふくや』の創業者をモデルにしたドラマのようです。
ドラマを見たことはないのですが、このロゴから伝わるイメージですと、元気で力強い主人公が想像できます。
明太子のイラストが『ぴりり』の文字と併せてみると、辛さで唇が赤く腫れた様子のようにもみえて、とても面白い発想だなぁと思いました。
5. エレメントに手を加える
● 東京昼カフェ
東京のおしゃれなカフェ情報満載のポータルサイト『東京昼カフェ』のロゴです。
性別問わず、若い女性から中高年の男性まで幅広い層がなじめそうな印象を受けます。
また、髪と見立てた先がカーブしてあることから、クラシカルな上品な純喫茶といった場所から、つぶらな瞳と一直線に伸びた口から受けるあどけなさな印象により、若者向けのカフェまで幅広い場所にマッチしているようにも思いました。
漢字一文字でここまで雰囲気を出せるなんて素敵だなぁとしみじみ感じちゃいました。
いかがでしたでしょうか。
企業や商品の顔である『ロゴ』。
私は、空港や駅のお土産売り場で見かけるご当地ならではの面白いロゴを見つけるのが大好きです。
文字のバランスばかりに気を囚われないで、ふらっと街中に飛び出して色々な『顔』に触れてみて遊んでみるのもよいかもしれませんね(^^
参照(甲谷一(2012年).たのしいロゴづくり 文字の形からの着想と展開)