WordPress向けコマンドラインツール「WP-CLI」が色々と素敵すぎる
WP-CLIってなに
全国2千万人のWordPressユーザーのみなさん、こんにちは。
みなさんWP-CLI (http://wp-cli.org/)っていうコマンドラインツールご存知ですか?
これひとつでWordPressのもろもろをいろいろできる素敵ツールがWP-CLIです。
何ができるって?
ざっとこんな感じのコマンドが揃ってます。
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cache オブジェクトキャッシュを管理する
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cap ユーザーの実行権限を管理する
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cli WP-CLI自体の情報を取得する
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comment コメントを管理する
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core WordPressをダウンロード、インストール、アップデートする
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cron WP-Cronのイベントとスケジュールを管理する
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db ちょっとしたデータベースの操作をする
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eval 任意のPHPコードを実行する
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eval-file PHPファイルを読み込んで実行する(WordPressロード後)
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export 記事やらなんやらをエクスポートする
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help コマンドのヘルプを見る
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import 記事やらなんやらをインポートする
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media 添付ファイルを管理する
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menu メニューを作成したり、使えるようにしたり、消したり、一覧を見たりする
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option オプションを管理する
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plugin プラグインを管理する
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post 記事を管理する
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rewrite リライトルールを管理する
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role ユーザー権限を管理する
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scaffold ポストタイプやタクソノミーを生成する
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search-replace データベース内の文字列を検索・置換する
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shell 対話的にPHPを実行する
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sidebar サイドバーを管理する
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site マルチサイトを管理する
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super-admin ネットワーク管理者権限を追加したり、消したり、一覧を見たりする
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term タームを管理する
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theme テーマを管理する
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transient Transient APIを管理する
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user ユーザーを管理する
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widget ウィジェットを管理する
つまり、もうこれWordPressが全部いじれちゃう訳です!
コマンドラインということは、いろんな作業が自動化できる可能性があるわけですね!
つかってるとこ見せて
ではでは、まずはWP-CLIを落としてくるところからですね。
※Unixライクな環境でしか使えないんです…Windowsの人はvagrant使ってとかCygwin入れるとか…
WP-CLIのホームページのTOPに早速載ってますね。
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[sourcecode lang="bash"]curl -O https://raw.githubusercontent.com/wp-cli/builds/gh-pages/phar/wp-cli.phar[/sourcecode] |
ふむふむ、curlでズバッと落としてきて、
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[sourcecode lang="bash"]chmod +x wp-cli.phar sudo mv wp-cli.phar /usr/local/bin/wp[/sourcecode] |
で、パスを通すと。
そしたらほら、上で挙げたようないろんなコマンドが、こんな感じで使えるようになりますよ。
何か具体的に…
それじゃあ準備できたので、WordPress本体をダウンロードしてインストールするまでやってみましょう!
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[sourcecode lang="bash"]wp core download オプション[/sourcecode] |
直感的でわかりやすいですね!
※以下のオプションは「WordPressの日本語版を./wordpressディレクトリにダウンロード」っていう具合になります。
エンター!
ダウンロード終わり!サクセス!簡単ね!
wordpressディレクトリを覗くとこんな感じになってます。ダウンロードできてますね!ヒャッホイ!
次は―
ダウンロードしただけじゃWordPress動かないので、設定せねばならんですね!
まずはwp-config.phpの生成!(そう、生成できるんですね!)
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[sourcecode lang="bash"]wp core config --dbname=xxx --dbuser=xxx オプション[/sourcecode] |
けど最低限DB名とDBのユーザ・パスワードがあれば問題なさそうです(DBはユーザ含めあらかじめつくっときました)
※DBのホスト指定は--dbhost
とか、テーブルのプレフィックスに”wp_”以外のものを使いたいときには--dbprefix
とか指定できるようですね。あと、PHPのコードを読み込む形でデバッグモードをtrueにしたりもできるみたい。
エンター!
うむうむ。で、ちゃんとwp-config.phpができてると。
そしたら最後にインストールして完了ですね。
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[sourcecode lang="bash"]wp core install --url=xxx --title=xxxx --admin_user=xxx --admin_password=xxx --admin_email=xxxx[/sourcecode] |
エンター!
やったー!
まとめ
どうでしたか、WP-CLI。
今回は使い勝手を見る感じでWordPressのインストールするに留まりましたが、あのコマンドの多さを見るにいろいろできそうじゃないですか?
「こんなことまでやっちゃう!?」みたいなやつをどんどん見つけていきたいですね!
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--dbprefix