、ソニックムーブデザイナーのcakeです。
本日はこのソニックムーブラボ(SONICMOOV LAB)についてのご紹介。

ぬるっと更新が再開してしまいましたが、8月にアップされた「AI執事を作ろう」の記事は実に3年ぶり以上の記事更新でした。

この更新が再開されるにあたって、「記事を連投するだけじゃダメだよね」「じゃあどんな記事を上げるべき?」といった方針決めの際に、UXデザインの手法を用いたのでそちらをご紹介いたします。

技術ブログを運営する目的

現在、ソニックムーブの広報で運用されているメディアとしてはコーポレートサイト、Wantedly、技術ブログ(このページのことです)、 X(Twitter)、facebookがあります。
コーポレートサイトはクライアント向けの実績をアップし、SNSはコーポレートサイトや本サイトの新着記事など更新した内容がアップされたことを告知しています。

各メディアで発信している情報と、ターゲット、役割などを整理したのがこちら↓です。

現在の各メディアの立ち位置

ソニックムーブラボをどの立ち位置に置くかというと、「採用活動に結びつくブランディング」としました。もちろん社内への技術周知やクライアントへのアピールなどの役割も担えそうですが、技術ブログをよく読むのは同業者のはず…という考えからです。

ペルソナ(ターゲット像)を作ろう

では早速採用したい方のイメージ(ペルソナ)を作ります。各職能の採用を担当する方に集まってもらい、ご協力いただきました。

1.採用したい人材のペルソナを作成


まずは正直に!(外向きのことは気にせず)
「これぐらいの年齢、経歴のある方が今きてくれると助かるな」というイメージを膨らませいただき、書いてもらいました。

個人的に意外な結果なのですが、デザイナー&エンジニアは性格やコミュニケーション能力を重視し、ディレクターは使用技術を重視しているという傾向がありました。(技術者の方が性格の癖つよだから?)

 

2.その人が読みたい記事・知りたい情報は何かを書き出し


採用面接中によく聞かれる質問や、転職経験があるメンバーの体験談を集め、書き出しました。

そこから、求職者(ペルソナ)が知りたいことは何か?どういうモチベーションで動く人か?などをイメージします。

 

3.1&2をもとに記事の傾向を絞り込み


読みたい内容の一例としてはこんな感じのものが出てきました。
・案件のプロセスや手法
・最新の技術を使っているか、また、導入に対するスタンス
・業務に直接関係ない使ってみたい技術を試せる風土かどうか
・会社の制度やワークライフバランス
・社内活動や勉強会が行われているか知りたい など

案件でもそれ以外でも、「新しいことにポジティブに挑戦したい!」という姿勢が窺える内容ですね。
ペルソナと記事のお題目ができたのでペルソナの知りたいことがわかる記事を書いていきます。

記事化の際のチェックポイント

記事を書く目的を決め、ペルソナを作成しましたが、実は当サイトではこれらを厳守して記事を書くべし!といったガチガチのルールや手順は設けていません。(ルールが厳しすぎて記事を書くハードルが上がりすぎると本末転倒ですからね・・・)
現在は社内のみで運用している技術メモ的な場所に、好きに書いてもらったものの中から記事に向いているものをピックアップ→記事化されているケースが多いです。
・・・が、ありのまま記事にすると単なる技術メモになってしまい、運用を見直す前の二の舞になってしまいます。

そのため、出来上がった記事は一度広報チームでレビューをします。

 

技術メモから記事に進化させる際のチェックポイント
・どうしてその記事を書こうと思ったかの前提や工程を書いているか
・ソニックムーブが発信したいこと(会社としての強み)がアピールできているか
・作ったペルソナ(ターゲット人材)が知りたい情報が載っているか
・記事の目的が伝わるか
  例)事業間のコミュニケーションが取れている様子が伝わる
  例)面白い取り組みに挑戦している様子が伝わる など

以上、レビューが終わったら記事がリリースされます。細かいライティングルールなどは(今時点では)ないのでそこまで厳しいレビューではないはず。。。

あとは、今の記事リリースのペースよりもう少しコンスタントに記事が出せる体制を作るのが今の課題かなと思います。

まとめ

社内メディアの運用にあたってUXデザインの手法を使用した際のまとめでした。

広報チーム内で記事レビューの際に指摘が上がる観点が近しくなってきたと思います。(主観ですが)


これからはUXデザイン×数値の目線で更に改善していく予定です!

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