【すぐに実践できる】ASO対策でiOSアプリのダウンロードを伸ばす方法

ねこ

2016.06.15

こんにちわ。ソニックムーブでディレクターをしているねこです。

今回は「すぐに実践できる！iOSアプリのASO対策」についてまとめてみました。
ASO対策の方法や効果測定に関する記事は露出が少なく分かりにくいものではないですか？私も同様の課題を抱えていたのですが、「これではいかん！」と思い試行錯誤してみました。
今回は実案件で実施した内容を以下の項目でまとめてみましたので、お時間のある時にご覧いただき「いいね」してもらえると最高です。

■モデルアプリ
無料謎解きゲーム｜ねこ神様はクイズ好き！？

■ゲームモデル
無課金クイズゲーム

では、本編スタートです。

目次
ASOとは？
目的と競合調査
- 1.現状把握
2.検索候補の確認
施策の実施
効果測定
まとめ

ASOとは？

フルスペル：App Store Optimization
読み方：エーエスオー
別名：App Store最適化，App Storeオプティマイゼーション，アップストアオプティマイゼーション，アップストア最適化
ASOとは、iPhone向けのアプリケーションストア「App Store」において、自らのiPhoneアプリをアプリ一覧のより上位に表示させ、より多く露出させるための、一連の施策のことである。iPhoneアプリに限らずアプリケーションストア全般を対象として用いられることもある。

iPhoneアプリはApp Storeを通じてダウンロードされる。App Storeで人目に触れる機会が多ければ多いほど、アプリが利用される機会も増えることになる。そのため、アプリを検索した場合により検索にマッチしやすくしたり、同種のアプリよりも有利な表示順位を獲得することが、アプリを成功させる要因の一つになると認識されている。

ASOにおいて重要視される要素としては、アプリの名前や紹介文といったテキスト情報、および、アプリのインストール数やレビューといったユーザーの評価などが挙げられることが多い。

ASOの語は、SEO（検索エンジン最適化）をアプリストアに適用した表現といえる。同種の言葉にLPO（ランディングページ最適化）、SMO（ソーシャルメディア最適化）、SGO（ソーシャルグラフ最適化）、FEO（Facebookエッジランク最適化）、EFO（エントリーフォーム最適化）などもある。
引用：http://www.sophia-it.com/content/ASO

となっております。
App Store内での露出を高める為の内部施策と捉えてよいでしょう。

一般的な手法としては、

タイトル,キーワード,ディスクリプションの設定
アイコン.スクリーンショット最適化
レビュー評価の上昇施策

等があると言われております。

今回は「タイトル,キーワード,ディスクリプションの設定」に関して解説していきます。

目的と競合調査

まずは現状把握をし、目的を決めます。

1.現状把握

利用ツール：appannie
調査内容：キーワード/ASO（リリース済みの場合）,キーワードランキング

リリース後に調整を行う場合は、対象アプリの現状のキーワードランキングを把握し、実施後に狙ったキーワードが現状のランクよりもあがる事を目的とします。
appannieの確認項目は以下のボタンから確認できます。

キーワード / ASO

キーワードの競合調査

リリース前の場合は競合調査を行います。調査項目は以下の通りです。

タイトル
サムネイル
ビックキーワードとディスクリプション含有数
ディスクリプションの文字数
ストアカテゴリ
キーワード（トップワード,ランキング,結果）

上記の項目を確認すると、可能性があるキーワードが絞られてきます。この段階で自分がどのキーワードをASO対策するかを決めます。ただし競合アプリがプロモーションを実施している期間という可能性もあるので、ストアランクの上昇期間を事前に確認する必要があります。

2.検索候補の確認

次にApp Storeの検索候補ワードを確認します。App Storeの検索ボタンをタップして検索窓にASO対策したいキーワードを入力してください。以下の画像は「謎解き」を調べています。

ASO対策したいキーワードを入力

入力すると以下の候補が表示されます

謎解き
謎解きげーむ無料
謎解きゲーム無料
謎解きげーむ
謎解き脱出
謎解き無料
謎解きかふぇ
謎解きめも
謎解きカフェ

上記のワードを「検索候補キーワード」と呼んでいます。

ここで仮説を利用します。
仮説：検索候補ワードは多くの人が検索をする事で表示される

この仮説を元にすると

「候補ワードは多く検索された結果である」
「利用者の検索動向の結果である」
「候補ワードで上位表示されると露出機会が増える」

と考えられます。

「目的と競合調査」と重なるキーワードが出てくることもありますが、候補ワードをASO対策キーワードに含める事をお勧めします。

施策の実施

検索ワードを決めた後、以下の設定を行います。

1.Title

「無料謎解きゲーム｜ねこ神様はクイズ好き！？」では以下の調整を実施しています。

調整前のTitle：謎解きうちのねこクイズ好きなんです。
調整後のTitle：無料謎解きゲーム｜ねこ神様はクイズ好き！？

ASO対策として含んでいるキーワードは「無料,謎解き,ゲーム」です。

2.Keyword

Titleの次に効果のあるキーワードとして捉えています。ここではTitleに含んだ内容とそれ以外のキーワードを入力します。不確定な内容ですが、優先したいTitleを先に入力するようにしています。

3.Description

Keywordの次に効果のあるキーワードとして捉えています。競合調査を行った結果、ASO対策キーワードを含んでいる数と結果が紐づかないので、あまり気にせずアプリの世界観を優先しています。

上記の設定が完了したら、ストア申請を行います。

効果測定

調整後のアプリをリリースした後に効果測定を行います。測定項目は以下の通りです。
利用ツール：appannie

1.キーワードランキングの変化

「目的・検索候補キーワード」で定めたキーワードランキングの変化を確認します。実施前よりも上昇していれば効果があると認識します。ただしキーワード検索で1位～10位以内までに表示されないと自然流入の獲得が難しいと考えているので、入らない場合は再度調整を行います。また、再リリース後、5日くらいは計測期間として考え、ランキング変動を見守ります。これは自然流入数・起動数・レビュー等がランキングに影響を及ぼすと考えている為です。