こんにちは、ソリューション事業部でフロントエンドを担当しています下川です。

最近仕事でのアプリ開発は、iOSを担当することが多いので、ちょっとAndoridアプリの開発したいなーと悶々としていました。

そんなこんなで、このブログを書く順番も回ってきたので、いっそ書きながら作ってしまえばという結論に至りました。

今回は準備編ということで、進め方や開発環境などをまとめていこうと思います。

開発環境の準備

このアプリ開発の目的のひとつは、「最近のトレンドを追いながら〜」ということなので、一般的にベターだと思われる構成とは異なると思いますので、そのあたりは、ご注意ください。

まずIDEは、「AndroidStudio」を使います。
ご存知の方も多いかと思いますが、今年5月のGoogleの開発者向けカンファレンスGoogle I/O 2013で発表されたGoogle製のIDEです、トレンドですね。

まだプレビュー版ではありますが、便利な機能が盛り沢山なので今回のような業務以外の開発では、積極的に使ってみたいと思います。

開発環境「AndroidStudio」のダウンロード

ダウンロードは以下から可能です。
Android Developers

AndroidStudio利用時の注意

「AndroidStudio」を使うにあたり、以下のような注意が必要かと思います。

  • プレビュー版のため、頻繁にアップデートがあり、5月にv0.1.0、現在はv0.2.xにまで進んでいます。なるべく最新版を追いかけましょう。
  • ビルドシステムがAntからGradleに移行したため、プロジェクトの構成が既存のEclipseなどと互換性がありません。
  • 何だこれはというバグが残っている可能性があり、寛大な心が必要になります。

「AndroidStudio」でググれば、いろいろと情報が得られると思いますが、下記連載がかなり詳しいですのでオススメです。

連載:Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方

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作成するアプリを考える

どんなアプリを作るか、ネタを考えるのが一番の悩みどころだったりします。
あくまで、今回はトレンドを追っかけたいと思いますので、そんな視点で決めてみます。

最近プログラミング的な内容でググると、ブログやstackoverflow以外で結構な割合でヒットするWebサービスがあります。

Qiita」というWebサービスです。

このサービスのコンセプトは、「プログラミングに関する知識を記録、共有する最適なサービス」とのことです。markdown記法を使って記述出来るので、コードスニペットの共有に大変便利です。

そして最近かなりユーザー数が増えてるらしいです、トレンドですね。

で、このWebサービスはAPIを公開しています。結構いろいろなAPIがあるっぽいので、これでクライアントアプリを作ったら面白そうです。
ということで、作成するアプリは「Qiitaクライアント」です。

Qiita:Developer

通信ライブラリを使う

QiitaAPIで取得出来る主なデータは、JSON形式です。
ユーザーの投稿を取得するのがメインになるはずなので、取得するデータとしてはテキストデータやユーザーアイコンの画像などが考えられると思います。
つまり、TwitterとかFacebook的なものですね。

ということは、大量のJSON形式のデータを取得し、パースしてリスト的なUIに落としこんで、アイコン画像とかはキャッシュして、うんたらかんたら・・・。
要は、めんどくさい処理が大量にあります。

めんどくさい処理は、まず適当なライブラリが無いか探してみます。
くどいようですが、今回はトレンドを意識しつつ。

しかし今回は楽勝です。
これまた前述したGoogle I/O 2013で、今回のような用途に特化したAndroid向け通信ライブラリ「Volley」が、お披露目されたばかりです。
Google製のこのオープンソース・ライブラリであれば、トレンドに違いありません。

「Volley」は、下記Gitリポジトリで公開されています。
https://android.googlesource.com/platform/frameworks/volley

「Volley」の詳細や使い方については、下記サイトが非常に詳しいです。
Y.A.Mの雑記帳:Google I/O 2013 – Android:Volley:Easy,Fast Networking for Android

Developers.IO:Android Tips #51 ネットワーク通信・キャッシュ処理をより速く、簡単に実装できるライブラリ”Volley”を使ってみた

自作アプリに組み込む手順は、次回の環境構築編で紹介したいと思います。

まとめ

今回注目したキーワードは、以下の3つです。

  1. AndroidStudio
  2. Qiita
  3. Volley

どれも最近のAndroid界隈では、トレンドとなっているキーワード(だと僕は思ってます)なので、実際に手を動かして追いかけてみたいと思います。
次回は、上記を実際に使える状態にするための、環境構築編を書きたいと思います。

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