こんにちは。とうとう夏本番だというのに正月太りを引きずったままのてるみです。

前回は、企業で働きたいイラストレーターのための審査で落ちないポートフォリオについて記事を書きましたが、今回はその続き、フリーランスで働きたい人のための営業術をお送りします。

フリーのイラストレーターになるには?

まずどうやってなればいいのか?たまーに聞かれます。
別に資格があるわけではいので、あなたが「イラストレーターです」と言えばイラストレーターです。しかし、なるのは簡単ですが仕事を得続けてイラストの仕事だけで食べていくのはとっっっても大変です!

そこで、次項目からは「営業する⇒仕事を得る⇒その後も継続的に仕事を得続ける」に焦点を絞りお話していきたいと思います。

営業の重要性

フリーで仕事を得るには、営業は必須ですね!現在は一昔前と違いインターネットでSNSや登録サイト、仲介業者などが増え、以前のような汗水たらして営業をするという事も少なくなってきていると思います。
でも、登録したりイラストをアップするだけで満足していませんか?

簡単にできる事は皆やっている

おわかりだと思いますが、イラストレーターは星の数ほどいます。
登録サイトやSNSなど、簡単にできることは皆同じ事をしていると思ってください。仕事を依頼する人はその中からマッチする人材を探すわけです。何百という人材を全部見るわけがありません。よって、見つけてもらえる可能性はとても低いです。

担当者の記憶に残す

営業は勇気が入り、すぐに仕事につながるわけでもありません。
ですが、営業先の担当者にはメールのやり取りやポートフォリオが記憶として残ります。イラストがその企業にとてもマッチしていたり、提案力や積極性があればなおさら印象に残ります。
イラストレーターを探す時、まず最初に探すのはそういう人からだと思います。

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仕事においてのコミュニケーション能力を身につける

例えばあなたが学校を卒業してすぐフリーになったとしましょう。
もちろん社会人経験がないわけなので、営業の折衝能力は実践で身につけるしかないのです。

最初は失敗することもあるでしょうが、反省や分析を行って次に活かす努力をすることで、「提案力」や「コミュニケーション能力」は徐々に身につき、仕事を得る確率は高まるでしょう。

仕事をつなげて売れっ子イラストレーターになるには?

今や人気のイラストレーターさんも、自然と仕事が舞い込んできたわけではないと思います。じゃあどうして仕事がひっきりなしにやってくるようになったのでしょうか?
それは、イラストが上手いだけではなく、「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえているからです。そのように思ってもらえるにはどのような事を心がければ良いでしょうか。

欲しているものを的確に捉えてくれる

あなたのテイストで描いてほしい、という事は売れっ子でない限りなかなかないです。
クライアントが出した要望に的確に答える事ができればその分リテイクが減り双方の工数を減らすことができます。

イラスト以外の要素を把握している

上に挙げた「的確に答える」ために必要なのがこの項目です。
イラストはコンテンツの中の一要素であり、どういったコンテンツなのか、イラストがどのようにデザインに組み込まれるのかを先に知る必要があります。相手はそこまで丁寧に教えてくれない事も多いので、自分から先に伺って必要であれば提案をしておくと、スムーズに進行します。

折衝能力に優れている

やりとりをする際に分かりやすく簡潔なやりとりができると、スムーズに進行すると共に相手に安心感を与える事ができ、それが信頼へとつながります。

当たり前の事(納期を守る、経理関係など)はここでは省くとして、それでもこれだけではないと思いますが「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるという事は他社に紹介しても大丈夫という事です。

IT業界は会社同士のつながりが結構あるので(出版社はよくわかりません)、他社に紹介してもらえる事も少なくないです。日々どのようにすれば相手(クライアント)が満足するかを考え創意工夫をすることで継続して仕事を得ることができるようになるのではないでしょうか。

最後に

だいぶかいつまんで書きましたが、いかがでしたでしょうか。
フリーランスは仕事のやり方を自分決められるため自由で楽だと思われがちですが、実際は「経営者」。全ての責任を負います。

会社なら様々な分野の人が分担してやる仕事(営業・ディレクション・経理・制作)を全て一人で行うため、イラストのスキルだけではできません。ましてや自分が好きなように描いたイラストがお金になる人はほとんどいません。

これからフリーになろうと思っている方は、プロとして、社会人として責任を持って続けていけるかをよく考えてから行動を起こしましょう。

厳しい感じに書きましたが、夢があればそんなことは苦にならず、いつのまにか大物イラストレーターになっているかもしれませんね!

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